理事長あいさつ
GREETINGわたくしどもは、
「ここに来て良かった」と思える
クリニックを目指しております。
施設で行う血液透析、そして在宅で行う在宅血液透析および腹膜透析を中心とした治療を進めてきたなかで感じるのは、十分な透析をすればするほど患者様が元気で過ごされているという事実です。それは透析の回数や時間に制限を受けず、好きなだけ透析をされておられる在宅血液透析の患者様をみれば歴然です。
わが国では、施設での血液透析の場合、保険上の制約と施設運営上の理由から週3回・1回4時間の透析をされている患者様がほとんどですが、これでは十分な透析が行えているとはいえません。十分な透析とは週18時間以上透析をすることです。週3回では1回6時間以上に延ばすしかないのです。
現在わたくしどものクリニックは、おかげさまで多くの患者様から治療の場として選んでいただいておりますが、ベッドスケジュールが過密となり透析時間を延ばすことが難しくなっております。そこで、1回6時間以上の長時間透析ができるよう新たに第2クリニックを立ち上げる次第となりました。
長時間透析では、より多くの毒素を除き、穏やかに除水を行うことができるので、体調が改善されることを実感していただけます。このような長時間の治療を快適に過ごしていただくため全床半個室とし、プライバシーの確保にも配慮しております。
さらに第2クリニックでは、大規模災害に備え大型自家発電機4機と通常の3倍の受水槽を設置しています。大規模災害が起きた場合ライフラインの復興までに3日必要だと言われているため、その期間も稼働できる医療体制を整え不安のない状態で治療を受けていただきたいと考えています。
これからも最良の医療を提供し、「やっぱりここに来て良かった」と思えるクリニック目指して、スタッフ一同努めて参ります。